理解するプロセスについて
最近どこかで以下のような言葉を見て「なるほど」、と思った。
理解するとは、パターンを察知すること。
まさにこれはヒューリスティック(経験則)でもある。
過去の経験を観て帰納的に仮説を導き、次の実践でそれを検証することにより演繹的な発見に繋がる。
職人等プロフェッショナルの多くは、このプロセスで広義の技術を磨いている。
そしてこの「理解する」一連の流れには、以下のような、ほとんど全ての物事において重要になってくる行為が見えてくる。
- 観察する
- 抽象化(一般化)する
- 実践する
- 検証(反省)する
- 改善する
PDCAのサイクルに似ているように見えるが、おそらく理解・上達することの「観察」と「一般化」の答えがPDCAなのだろう。
勉強など何かを深く理解することや、技術を磨く・上達することにおいて、この工程をちゃんと実行できているのか、常にチェックするクセをつけておくと良さそうだ。
なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力
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